何かとメリットばかり語られるテレワーク。でも実際自宅で働くってどうなの?注意しなければならないことは?と疑問に感じる人もいるでしょう。
私は在宅で働いてきましたが、テレワークは生活習慣が変わってしまうため注意点が多いと考えています。
特に運動不足や孤独感は意識して気をつけた方がいいです。
この記事では在宅で働く人向けに、7つの注意点と解決策をまとめました。
私の失敗談も多く含んでいます。これからテレワークをはじめる人や、はじめたばかりの人にぜひ読んでもらいたいです。
散歩や運動を日課にする
在宅で働くようになると、全ての行動が家で完結してしまい驚くほど歩かなくなります。
私はオフィスに通っていたころ、毎日5000歩は歩いていました。通勤とランチの時間しか歩いていませんでしたが、それでも毎日5000歩は歩いていたのです。
でも在宅で働くようになってから、家の中で全て完結してしまい全然歩かなくなってしまいました。
日々の通勤には思っている以上に体力を使っています。満員電車に乗らなくて済むのはいいことですが、自宅から出ない生活も不健康。
在宅で働く人は散歩や運動を日課にしましょう。
散歩に行く時間やルートを固定するのがおすすめ
おすすめの方法は散歩に行く時間やルートを固定すること。
考えていると行くのが億劫になってしまうので、毎日決まった時間にすると決めておきましょう。
私は下記のようにルールを決めて暮らしています。
- 朝食後に20分散歩
- 昼食後に20分散歩
- 16:00に筋トレ15分
散歩ルートは車が少なくて緑の多いところに
散歩のルートはできるだけ、車通りが少なくて緑の多い場所を選んでみてください。
静かで緑の多い場所を歩くとリフレッシュできますよ。毎日どこを歩くか考えるのはしんどいから、ルートを固定しておくのがおすすめです。
厚生労働省が定めた「健康日本21」(21世紀における国民の健康づくり運動)では、成人男性9000歩・女性8500歩以上を一日の目安としています。できれば1日1万歩歩ければ理想ですが、まずはこの数値を目指しましょうと書かれていました。運動が苦手な人も歩くことを日課にしてみましょう。
食べすぎ、飲みすぎに注意
自宅で働いていると、オフィス以上にいつでも何でも食べられてしまいます。
食べすぎ、飲みすぎを防ぐために、1日の摂取量を決めておきましょう。
私も自宅で働きはじめてから、コーヒーを飲みすぎたりお菓子を食べすぎたりしてしまいました。
同じように食べすぎ飲みすぎで、食費が上がってしまったという人も多いと思います。
ただでさえ運動量が減っているのに、食べる量が増えては不健康な生活…
飲み物や間食も1日の量を決めておこう
食事だけではなく、飲み物や間食も1日の摂取量を決めておきましょう。
私は下記のようなルールを作っています。
- コーヒーは朝昼1杯ずつ
- 夕方お腹が空いたらバナナヨーグルト
- 各食事でごはんはお茶碗一杯
お菓子を買うのをやめて、小腹が空いたときはバナナと無糖のヨーグルトを食べるようにしました。
運動量も減っている自覚があるので、食事も間食もヘルシーにするように心がけています。
コミュニケーション不足を補う
在宅で働きだすと、どうしてもコミュニケーション不足になってしまいます。
一人で集中して仕事ができる一方、仕事仲間と話をする機会が減ってしまうんですよね。
チャットやビデオ会議などを利用することはもちろん大事ですが、気づきや思いつきを共有する場所を作るのがおすすめです。
現在進行形の仕事の話をするだけではなく、チームで雑談をできるチャットを作っておくのがおすすめ。
ただの雑談ではなく、下記のような内容を取り扱うといいでしょう。
- チームのためになると感じた気づき
- 新しくやってみたいと思いついたこと
- 緊急性は低いが、疑問に感じたこと
気軽に発信できる場所があると、チームの安定感が増します。
また定期的に会って話をする機会を作ることも重要ですね。
仕事にプライベートを侵されない
これは一番気をつけてほしいことです。どうかプライベートの時間を仕事に奪われないようにしてください。
自宅で働きはじめると、1日中クライアントや上司のメールを確認できてしまいます。
でも勤務時間が終わったら、仕事関係のものを見るのは一切やめましょう。
大事なのは例外をつくらないこと。勤務時間は正しく報告し、時間がすぎたら仕事はやめましょう。
1度プライベートを侵食されると、どんどん仕事ばかりになってしまいます。
自分の時間を守れるのはあなただけです。どうかプライベートの大事な時間を仕事から守ってください。
家事をする時間を決める
自宅で働きはじめると、できていない家事が気になって積極的にやろうとしてしまいます。
お茶がなくなったから作っておこう、お湯を沸かしておこう、布団を畳もう。
でも仕事をしながら家のことを気にして家事をするのは、けっこう疲れます。
家事をすること自体は悪いことではないのですが、時間や内容を決めて取り組むのがおすすめ。
基本は休みの日に、仕事の日は勤務後に
自宅で働いて家事がしやすいのはメリットですが、それで疲れてしまっては本末転倒。
仕事時間はあえて家のことは見て見ぬ振りをするのも手ですよ。
私は洗濯、買い物、掃除は休みの日にしかやらないと決めています。
平日の家事も仕事が終わってから。洗い物や料理などをするぐらいです。
休みの日に雨が降りそうだから今日洗濯しよう!などはありますが…
家事がはかどるのはいいことですが、あくまで自分が疲れないように快適な生活ができることを優先してみてください。
朝起きたら、必ず着替えて身支度を
朝起きたらとにかく着替えて身だしなみを整えましょう。
オフィスカジュアルのしっかりしたお洋服でなくていいですが、私は下記の理由で必ず着替えることをおすすめします。
- 上半身はテレビ会議にうつる
- だらしない格好をしていると自己肯定感が下がる
- パジャマのまま仕事をすると生産性が下がる
不思議なことに、着替えるだけである程度は気持ちがシャキッとするもの。とにかく朝起きたら着替えることが重要です。
簡単なメイクは毎日心がけよう
オフィスに行くときほどしっかりしていなくても大丈夫ですが、女性は毎日スキンケアと簡単なメイクをしましょう。
お化粧をせずに過ごしていて、急にオンラインでMTGをしようと言われると焦ります。
テレビ会議は画質がそこまでよくないので、細かい毛穴やニキビ、シミはうつりません。ファンデーションは塗らなくても大丈夫ですよ。
スキンケアをして眉毛、アイシャドウ、リップはしっかり塗っておきましょう。
この3つを塗っておくだけで、オンラインではしっかりメイクしているように見えます。
私は毎日ささっと下記のメイクをしています。
- 軽い洗顔
- 化粧水で保湿
- UV効果のある下地を塗る
- 眉毛をかく
- アイシャドウを塗る
- 色付きリップを塗る
孤独感に負けず、1人でも楽しく過ごす工夫を
自宅で1人で働くのはとても気軽なことです。ただ1日中誰とも話さずに終わってしまい、孤独感を感じる日もあります。
オフィスに行けば同僚とランチを食べたり、MTGがあったり。何かと人と話す機会は多いと思います。
でも自宅で働きだすと作業がはかどる分、人との会話はめっきり減るんですよね。
もちろん時には仕事仲間と会ってコミュニケーションを取るのも大切なこと。でも1人で淡々と毎日を楽しむ力も重要だと感じています。
1人でもネガディブにならず、毎日を楽しめる方法を身に付けておくといいですよ。
人に会う趣味を持つ
手軽なのは人に会う趣味を持っておくこと。
コミュニケーションを取ったり、人と会う趣味を持っておくといいでしょう。
下記のような習い事をするのもおすすめ。
- ヨガに行く
- 英会話を習う
- 料理教室に行く
仕事で会話をする機会が減っても、プライベートでは人とコミュニケーションを取れる場があるといいと思います。
毎日の暮らしに自分の好きなことを取り入れる
1人でも毎日の暮らしを楽しむ方法はたくさんあります。在宅で働きだすと、通勤していた時よりも少し時間に余裕が出てきますよね。
これを機に「今までやりたかったけど、できていなかったこと」を始めてみませんか。
私はずっと憧れだったホームベーカリーを買って、毎日焼き立ての食パンを食べるようになりました。
パンが大好きなので、毎日の朝食がとっても楽しみに。毎日の暮らしは、自分の力で輝かせることができます。
どうか退屈で平凡な毎日で終わらせないで。心ときめくものを見つけて生活に取り入れてみてください。
自宅での1人時間を愛せると、毎日の暮らしが楽しくなります。
テレワークのメリットを活かして、心身ともに健康的な生活を
ここまで自宅で働くときの注意点を解説してきました。ただテレワークはやはりメリットも多いです。
テレワークのメリットを活かしつつ、心身ともに健康的な生活を心がけましょう。
- 散歩や運動を日課にする
- 食べすぎ、飲みすぎに注意
- コミュニケーション不足を補う
- 仕事にプライベートを侵されない
- 家事をする時間を決める
- 朝起きたら、必ず着替えて身支度を
- 孤独感に負けず、1人でも楽しく過ごす工夫を
急にオフィスに通わなくなって、「なんかうまくいかないな」と感じるのはあなただけではありません。
テレワークを始めたばかりのころは、生活習慣が変わる大事なときです。新しい健康的な習慣を築くチャンスと思って取り組んでみてください。